凶方位に引っ越しをする場合
<対策編>
凶方位に引っ越される事情はそれぞれにありますが,
どうしてもその凶方位に引っ越さなければならない場合やどうしても避けられないケースはありますし, 今後も考えられるかもしれません.
1), 凶方位へ引っ越すケースとは?
① 急な 会社の辞令で転勤先が凶方位だった
② すごく 気に入っていた物件がたまたま凶方位にあった
③ 引っ越した後に方位学を知り, どうやら凶方位に当たる場所に引っ越していたようだ
凶方位へ行ったら不幸になるんじゃないだろうか, 凶方位へ行ったとたんに大変な事が立て続けに起こるんじゃないか, などと心配される方もいらっしゃるかもしれません.
転勤や上京など, 引っ越しをすることで, 新しい人生の挑戦をする事であったり, 新しい人間関係の中での再出発であったり, 人それぞれに節目を迎える機会が多いと思います.
そんな中で凶方位への引っ越しは縁起が悪いからとむやみに凶方位での生活を怖がって日常の行動に支障を来たしてしまうのは残念な考え方の一つです.
何かが起きたら凶作用のせいだと早とちりするのではなく, まず移転によって日常生活にどんな影響が考えられるかフォーカスしてみましょう.
2), 転居における現実の変化はどんなものか?
まずは 吉方位・凶方位に関係なく移転には何を注意しなければならないか, どんな事を避けたらよいのか, あらかじめ明記しておくのが良いでしょう.
移転によってあなた自身に変化が生じやすいのは3つです.
住環境・健康管理・人間関係
<住環境>
・今まで慣れ親しんできた住環境が変わることを認識しておきましょう. 移転先で不便に感じる事も出てくるかもしれません.これらをどう上手く対応できるか工夫をしていきましょう.
・新しい場所での生活は初めはとても緊張感があるものです. 役所などでの様々な手続きや買い物の場所やご近所の挨拶など, その土地に慣れるまでに一苦労します.
<健康管理>
そしてその新しい環境に慣れ出したときに疲れがどっと出て, 体調を一時的に崩される方もいらっしゃいます.
これは新しい環境に移転をして一段落ついたという事でもあります. これは誰にでも共通して起こる出来事だと思いますが, もちろん再び元気になりますので問題はないでしょう. (吉方位への移転の場合は”毒だし”という表現をされる場合もあります)
<人間関係>
・新しい人間関係について初めは何かと気苦労があるかもしれません. 周囲に気軽に相談できる人がまずいないので, 孤独感というかアウェーにいるような気分になるかもしれません.しかし, どんな人でもコミュニケーションを取り続けていく事で多くの方と徐々に繋がりを感じるようになります. 時間が解決することでもあるでしょう. 挨拶や返事であったり, 敬語などの作法であったり, 人間関係を良好にする作法はいろいろとあります. 相手の目を見て話を聞くと相手が何を言いたいのかがよく理解できます.
3), 凶方位対策とは?パターン別
それでは次に凶方位へ移転するきっかけとなるパターンについて, どう捉えて行動していけばよいのでしょうか?
① 転勤先が 凶方位だった場合
これは仕方がないこと
個人事業主や経営者と違って, 会社にお勤めの方は 転勤先を自分で選ぶことはできませんし, それを凶方位ですからと断るわけにも行きません. あくまで会社の事情で勤務地・所属先が変わるものです.
これは仕方のないこと, 業務を全うするために転勤する事なので, 後ろめたい気持ちはないと意識を切り替えましょう.
“凶” という言葉は何やら物騒で良くない事が起きるのではと心配したくなるフレーズですが, 会社の方針で転勤が決まった以上, それを嘆くのではなくて, うまく対応して向上する事に焦点を合わせた方が生産的ともいえます.
下記のように捉えていきましょう.
[ 仕事に関しての注意点・予想できること ]
・新しい業務
新天地での業務は新しく覚える事も多く, なかなか仕事が捗らず, 思い通りにいかない事もあるかもしれませんが, 現実的に時間と共に慣れていくものです. 決して凶方位だからと早とちりする話ではありません.
初めのうちは引き継ぎのための挨拶周りなど, 日々忙しく, 気を張り続けなければならない場面もありますが, ある程度覚悟して取り組んで行く事で時間が解決していきます.
また業務内容が以前よりも質と量の両方を求められるケースが増える場合もあります, 自身のスキルアップの機会として捉えていくのが今後の開運の種になるでしょう.
・新しい人間関係
会社のお務めの方は人事に関して自ら選択をする事はできません.新天地では新しい人間関係の中で仕事をしなければなりません.
今までスムーズに行っていたコミュニケーションの環境からまた一つずつ新しく作っていく必要があります. 中には相性の悪い, とっつきにくい方もいらっしゃるかもしれません.
今まで会った事がないようなタイプの人が上司になったとか, 驚かされっぱなしの部下であるとか, 新しい人間関係の構築にも労力がいるかもしれませんが, 仕事での人間関係である以上, 価値のある経験としてコミュニケーションを積極的に取っていきましょう. 相手を少しだけでも理解できる事で, 必ず最初の時の印象から変わっていくものです. 凶方位のせいだと諦めるのではなくて, コミュニケーションを取り続けていく中で解決策を常時模索していきましょう. 積極的に情報を取って行くことで以前よりも格段に人間の幅が生まれるでしょう.
・新しい場所での生活
単身赴任の場合, 特に初めて経験される場合であれば,
不慣れな家事や一人暮らしの寂しさにストレスを感じる事があるかもしれません. 世間では実際に多くのサラリーマンの方が各支店へ単身赴任をされています. 突然, 辞令で翌月に転勤になる事はざらです.
外食をする機会が増えるかもしれませんが, 脂っこい食事は避けて, できるだけ野菜を多く取るように心がけましょう.
ストレスを感じている時期は何かと暴飲暴食に走りがちになります. 身体に負担になる事は意識的にさけるような習慣を作っていきましょう.
自らが今までにないような大病を患ったとき, そこで人は初めて健康管理について真剣に考えるようになります. 長い期間の偏った食生活が原因である事が多々あります. 気が付いたら手遅れだったというよりも事前に防げるものは防いでしまいましょう. 私自身も胆のう結石の激痛を経験してから食生活について真面目に対応するようになりました.
健康に関わらず, 人は痛い目に遭うと謙虚さが身に付きます.
② 気に入っていた物件が凶方位にある
しっかり調べておく
ぱっと見で気に入った物件が凶方位にある場合は, もう少し確認された方がよいかもしれません。
物件自体がとても魅力的であっても 周囲の環境についてもしっかり確認しておいた方が良いでしょう. もちろん吉方位への引っ越しでも同様の事が言えます.
移転した後にがっかりしないように事前に調べておきましょう.
何かと契約を煽るような不動産屋さんの場合も注意が必要です. 何かしら理由があるのではというスタンスで冷静に物件確認していきましょう.
[ 主なチェック項目 ]
・騒音(日中・夜間)
駅や大きな通りに面した場所では騒音が常に絶えず, 心が落ち着きませんが,
一見閑静な場所であっても夜に開店する店舗などで周囲が賑やかになるケースもあります. 時間帯を変えてもう一度確認してみましょう.
・日当り
陽がしっかりと入って洗濯物がしっかり干せるところか確認しておきましょう. 陽が当たる場所は比較的湿気を早く解消することができます. できるだけ日光に入る環境の方が, 気持ちを快活に保ち, 秩序ある生活にする事ができます.
また屋内に乾燥施設がしっかり設置されている環境であれば, 洗濯に関しては問題ありません.
もし陽があまり入らない場所であっても, 日常的に屋外を散歩したりして日光に当たる習慣を持っていれば支障は無いでしょう.
・水気や風通し
風通しのよい場所か確認しましょう. 空気の流れが淀んだ場所ですと湿気が集まりやすく, ものが腐りやすかったり, カビが生えやかったりします. 衛生的にも好ましくないので実際の周辺環境をチェックしておきましょう.
日本は元々湿気の多い風土です. もし気になるのなら室内に除湿器などを設置する事もおすすめします.
・ゴミ捨て場 等
ゴミ捨て場が物件の真横にあったり, 飲食店の排気口からの臭いや煙が常時出てくる場所は洗濯物に臭いが付いたりしますし, 精神衛生的にも好ましくありません. 臭いに関しても注意して見ておきましょう.
・治安
周辺の道路に街頭がしっかり設置されているか, 人通りのない暗い道があるか確認してみましょう.
また, 夜間に開店する飲食関連の店舗など泥酔者と遭遇しやすい場合もあるのでチェックしておきましょう.
近所に暴力団事務所がないか調べておきましょう(五黄殺の方位の場合は特に注意が必要)
気に入った物件を見つけたときこそ, 少し多めに調査をしておきましょう. 防げるものは事前に防いでしまいましょう.
③ すでに凶方位へ引っ越していた場合
開運旅行へ出掛けましょう
すでに引っ越してしまっている場合は, 今度は吉方位旅行へ出掛けましょう. そこで運気を切り替えたり, 高めたりするタイミングを作りましょう.
吉方位への旅行では, 新しい運気の流れを作ることを意味します. もし何かしら気になる事があれば, 吉方位旅行を計画しながら, どういう事ができるか考えていきましょう.
次の移転先は吉方位で
そしてまた引っ越しをする機会が来たら, できれば次は吉方位になるような転居を計画してみましょう.
凶方位に引っ越してきた人が次に吉方位へ転居する場合は, 今までの分が倍になって大きく開運する事を暗示します. 吉方位ばかり行っている人よりも強力に開運するでしょう.
4), 凶方位でたとえ上手くいかない事が多かったとしても
そういう意味では凶方位に行く事になってしまったとしても, それは将来につながる事だと考えることもできます.
凶方位にいた時は 実力を蓄える良い期間という捉え方もできますし, 新しい環境の中に入る事(挑戦する中で)で自分の弱い部分が露呈されてしまったりしても, それを自覚して意識的に改善・克服する期間として考えることもできます. 自らの成長としての環境を考えれば, 安易な成功は禁物かもしれません.
自分は環境に恵まれてないと愚痴を言って, ふてきされるような状態であると先の進展は望めませんが, その中で自分が何ができるかを常に模索し続けて行動に移せる人こそが凶方位で秘かに実力を蓄えている開運予備軍になれるのではないでしょうか.
そういうエネルギーの使い方をすれば, 予期せぬ凶作用などの影響もかなり軽減されるものではと個人的には考えております.
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