[ 象意 ] 五黄土星 (ごおうどせい)
【帝王の象】
五黄土星は 九星の定位盤の中央の位置に入り,
他の8つの星を支配します。
それは 帝王 を象徴します。
五黄土星の土は黄色く , それは大地そのものを表します。
あらゆる生きものはやがて土に帰ります。
そして また新たな命の息吹がその土地から始まります。
それは 万物の破壊と創造を意味します。
・今までやってきた事が通用しなくなる, 終わる .
・世界観が新しくなる.
・自己否定をして , まったく新しい自分に生まれ変わる.
などがあります。
五黄土星 自体は中央に位置するため , 各方位に応じた自然現象の象意を持ち合わせているわけではありません .
五黄土星が回座する場所では , 段々とその生気が奪われ , 鈍くなり , 停滞をするため , 万物はやがて腐敗をし , 土に戻ります。
これらの作用は ,
腐る , 劣化する , 臭気を発する , 停滞する , 低迷する , ペースが落ちる , やる気が落ちる , 疲れやすい , 時間に遅れる
などがあります。
場所に関連するものは ,
ゴミ捨て場 , 不法投棄場 , ドブ川 , 臭気を発する場 , 廃墟・廃屋 ,
墓地 , 戦場 , 荒野 , 耕作放棄地 , 解体処理場 , テロ現場
などがあります。
人物では ,
清掃員 , 解体業者 , 首相 , 独裁者, ワンマン社長 ,
やくざ , 犯罪者 , 詐欺師 , テロ犯
などがあります。
五黄土星 は 人の感情では, 『欲』を象徴します。あらゆるものを欲すれば, それは暴欲となって , 強引に物を奪ったり , 争ったりします。また人の欲を巧みに利用した商売や, 誰かの欲求の対象になることもあります。
欲が行き過ぎれば , それは人との軋轢を生み , トラブルを起こします。自らの欲求を知り , またその仕組みについて よく知る事も必要といえます。
例え状況が悪くなっても , 生き抜いていく執念は欲の根本的な部分を表します。失敗をしてしまった , トラブルに遭遇してしまった , 失職してしまった , 大切な人と別れる事になってしまった . だけれども..
たとえ状況がどん底にあっても , 物事は決してそこで終わりません。その瞬間から新しく始まる世界があります。今までを改めて新しくスタートをする事ができるのも , 何かが終わったからです。なにくそという感情も沸き上がって 大きな力を発揮する事にも繋がります。
全く新しいものを造るためには, 一旦 , 今ある建物を壊し , 新地にする必要があります。
それが 五黄土星には 破壊と創造の両面を兼ね備えている所以です。
破壊される事を恐れるだけではなく , その先に新しいものが生まれる事を考えることが重要です。
今までの事を卒業する, このクレームをきっかけに本格的な対策を取っていく , 今はつらくても この関係に清算をして 次のステージに向かっていく ,
人生の中で 人は何かしらの決断や成長を迫られるときがあります。何も変わらずに永遠に続いていくものはありません。遅かれ早かれ 物事には終止符があり , その先に再生や誕生があります。これは ごく自然に起こる当たり前のことなのです。
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